こんにちは!すぎうら接骨院です。
最近寒くなってきたのでこの季節に起こりやすいヒートショックについて話していきたいと思います。
ヒートショックとは急激な気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることです。
冬の浴槽やトイレでのヒートショックが代表的です。
ヒートショックによって脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こし、入浴中の溺死や急死に繋がります。
また過去のデータでは高齢者の溺水、溺死は交通事故死亡者数よりも多くなっています。
いつ起きるのか?
暖かい場所から寒い場所へ行くと、身体の熱が奪われ身体が強張り血圧が上がります。
その後お風呂など暖かい場所に行くと身体が温まって血管が広がり血圧が下がります。
短時間で血圧が激しく上下することでヒートショックが起こってしまいます。
影響を受けやすい人
高齢者
生理機能の低下により、血圧の変動を起こしやすいです。
高血圧の方、脂質異常症の方
動脈硬化になる可能性が高いためヒートショックを起こしやすいです。
糖尿病
自律神経の障害が起こりやすく血圧が不安定になりやすいです。
熱いお風呂が好きな人
熱いお湯ほど体温は早く高くなり一気に血圧が上昇します。それにより意識障害を引き起こすこともあります。
30分以上浸かっている方
30分以上の入浴では体温が高くなりすぎることがあります。また長く入浴することで血圧が低下します。
予防
脱衣所と浴室を暖める
温度差が10℃以上あると危険なので、お風呂のふたを外す、脱衣所にヒーターを置くなどして温度を上げましょう。
お風呂の温度は低めに設定する
お風呂の温度が41℃以上になると心臓に負担がかかりやすいです。38~40℃に設定しましょう。
飲酒時の入浴を控える
お酒を飲むと血圧がアルコールによって低下し、さらに判断力や動作力も低下してしまいます。転倒などが起きても適切な対処ができないこともあるのでできるだけ入浴前は控えましょう。